今日は今でも続く古いシステム、というおはなしを。
Blueprint 〜 イベントづくりの教科書 〜を見た。
イベントを開催する人達に向けた勉強会でしたが、とても面白かった。
イベントを開催する際のお金の流れなども勉強になる事だらけだった。
過去の「Back Story」でもよく出てきていたイベント運営での支払い問題に関して、日本とアメリカ(ブロードウェイ)との大きく異なるお金の流れ、仕組みについても学びだらけだった。
日本がブロードウェイ方式を取り入れる為には、日本の仕組みや昔から受け継がれた考え方を大きくガチャン!と変える必要があるけれど、保守的な考えの多い民族ではムリな話になってしまうのだろうか。
良い案があるならばドンドン取り入れちゃえばいいじゃん。
いいじゃんいいじゃんやってみよー♪
とは、ならないものなのか・・・。
日本でのイベント運営でのお金の流れを聞いていると、イベントでかかる費用は後払い制だと言う。
なので、今手持ちの現金がなかったとしても主催者の感覚だけで「あれもこれも作りたい。」といった感じでセットやモロモロを好き放題に作ってしまえる。
でも、講演後に「後払い」という支払い日が後からやってくるので、そこでまとまったキャッシュがないと、即終了という恐ろしい未来に繋がると。
後払い制はどこから来るのか?
という話から時代は江戸時代、農民の時代までさかのぼり、そこでの制度、ツケ払いというシステムからくるという。
農民は米を作るが直ぐには収穫出来ないから1年後に納めるでいいよね→「ツケ払い」に繋がる。
え?・・・江戸時代?農民時代からくるしきたりって、今何年なのよ、と。
令和だよ。
まだ農民時代のシステムが主流なのですか、と驚いた。
でもここでの大きな落とし穴は「後払い」するにも後で払える見込みが消えれば全てが終わるという事。
ここで払える見込みの「種」がイベントでのチケット代やグッズ頼み、だそう。
このチケット代は、売れる見込みが未知数であり、たとえ、全部完売したとしても、運営で散々コストをかければ収支のバランスは大きく崩れてしまうと。
更に更に、ここで1番恐ろしい事は、会場を借りるレンタル料はイベントよりもずっと前に請求が来るという事なのてす。
ここに支払いと入金のタイムラグが生じ、多くの主催者を苦しめている。
イベント運営会社、主催者に潤沢な資金がない場合は、そこでパンクする事になるのです。
試合終了です。
恐ろしい事実。
仮に、チケット代が完売したとしてもその売上が入るのは、
「イベント後」なので、イベント前に請求が来る会場レンタル料の捻出のハードルがグッと上がる。
さあ、どうするの?
ここではこの「チケット売上今無いよ問題」の解決策などを話していました。
●気になる方は「 Blueprint 〜 イベントづくりの教科書 〜」をぜひご覧ください。¥3150
CHIMNEY TOWNオンラインストアにて。
でも、たとえチケット代やグッズが完売したとしても、このイベントにかかる費用はセット代やキャスト、スタッフの人件費・・・と、ドンドンドンドン膨らみます。
イベントを開催したけれど、イベント後に来る「後払い制」でパンクする人が多いのが現実だという。
パンク後には信じて仕事を請け負った業者が大変な事になる2次災害へ。
しかも、チケットが全公演完売する、という事も奇跡に思えてきます。
ここでは話していませんでしたが、以前放送された「Back Story」の「チケット編?」も合わせて観る事をオススメします。
講演のだいぶ前からの告知と、「ファーストウェーブ方」です。
勉強になるので、そちらもどうぞ。
と、今回の「Blueprint 〜」を見て・・・
時々厳しい言葉を使っていましたが、これは深い愛情から来るものだと私は思っています。
特定の方の話になる事もありましたが、それは決してその人をダウンさせる為のものではなく、起きた事実、現実をしっかりと受け止め、しっかりとその仲間、業界関係者との間でその事故を共有し、変えていく行動を起こさないといけないんだよ、という強いメッセージ。
「厳しい言葉」だけに反応して怒ってしまうようだと、何にも今日の勉強会の本質を理解出来ていない事になってしまう。
強く厳しい言葉に反応して怒ってばかりいたら、なんの成長も出来ない。
怒られた時にへこむ気持ちになるのは仕方のない事だけど、怒ってる人の言葉の奥に深い愛情があっての言葉なのか、ただの感情的な言葉なのかの区別だけはつけられる自分でありたいな、と思った。
今回の話の中で、私は例に挙げられた2人に対しては、愛情とまだまだホントの理解が出来ていないな、という怒りを感じました。
今日の勉強会を見て、その人や取り巻く仲間達がふくれる事なく、この大きな失敗を真摯に受け止めてくれたら、何かが変わるのかもなーと思いました。
自分の失敗を話したりするのは恥ずかしい事だと思うけれど、どこにエラーがあったのかを共有しないとまた同じ事故が起きてしまう。
事故を起こした人は、自分がここを甘く見積もり、失敗したんだという事が分かったのだから、2人目を出さない為にも失敗の声を上げてほしいな、と思いました。
と、ここで私が好き勝手に書く事はとても簡単な事だけれど、沢山の人を巻き込み、未だにそこまでの損害だと知らない人にまで詳細な事実を伝える事は、かなりの勇気がいるのでしょう。
でも、他人事だから勝手な感覚で言ってしまうと、やっぱり間違えた事はしっかりと受け止めて、別の事故を未然に防ぐ為にも全員にきちんと伝えてほしいな、と、願うだけです。
カッコつけてるとこよりも、カッコ悪くても惨めでもなんでもいいから、そっちの方が私は付いていきたくなるなぁ、なんて思いました。
今までの常識を壊す時、というお話でした。
おかえりなさい。
今日もお疲れ様でした。
2025年3月24日 23時52分